会社は本当に儲かっているのか?
案件 | 会社は本当に儲かっているのか? |
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業種 | T社: 設備業 |
規模 | 正社員5名 外注業者20名 操作は2名 |
問題気が付けば赤字 どこに赤字の原因があるのかが判らない
【複数の案件が同時に動く】
K社は複数の案件が同時に動く設備業で短いもので2週間ほど、長いものだと1年を超えるものもあります。それまで原価自体は月々の仕入れ・外注費・給与支払いをもとに案件ごとに算出していました。
【忙しいのになぜ赤字 数字は正直】
案件単体では黒字も多々見られます。しかし会計的に見てみると会社としては赤字でした。単体で見ると確かにそこそこの額の赤字がありましたが、忙しさの感覚や黒字の案件もそれなりにあることから黒字だろうと考えていましたが、帳簿では赤字、もちろん現金にも出てきます。
【工期1か月くらいの作業が同時に10程度ならExcelで管理はできた】
会社全体の原価の把握ですが、工期1か月くらいの仕事が多ければExcelでも把握できますが、それ以上になると全体としての把握は困難を通り越し、ほぼ不可能になってきます。そのため単体と感覚での把握となってしまいました。
解決方法リアルタイムで全体を見通せる管理システム
データベース管理で単体の仕事だけでなく、全体を見通せるようにした。また月1回だった集 計を入力と同時にリアルタイムでわかるようにした。
【速さと全体の俯瞰が大事】
導入した原価管理システムは2つの点を特に注意しました。
1.会社全体の原価と利益を把握する。
2.日々把握できる人件費・外注費はその時点で分かるようにする。
自社でも工事を行う人員は抱えていましたが、作業人員の比率は圧倒的に外注の方が多かったです。システムの導入後、特定の外注業者が関わる案件でほぼ例外なく赤字が発生していることが判り、この点を改善したところ急速に原価が低減されました。